日本で国民の消費が伸びないのは、老後の生活に皆が不安を抱えているからです。抜本的な改革が必要です。

毎日の生活の中でコツコツと
毎日の生活の中でコツコツと

老後の生活に不安を抱えていることが問題

現在、景気刺激策をいろいろと行っていますが、なかなか消費者の財布の紐は緩みません。雇用を促進し、給料が上がる政策をすれば、皆がお金を使うと政府は思っているようですが、それは根本的に間違っています。日本の消費が伸びないのは、皆が老後の生活に不安を抱えているからです。少しでも老後にお金を蓄えておきたいという気持ちが消えない限り、消費は最低限に抑えられます。若者はもちろんのこと、現在の高齢者まで将来の生活が不安だと言っているのですから、救いようがありません。

私も例外ではなく、老後の生活に不安を抱えている一人です。フルタイムで仕事をしており、年金にも加入していますが、将来もらえる年金の額はわずかです。日本の年金額は、現役時代の収入の半分以下であり、先進国でも最低のレベルです。それでいて定年まで安定収入が得られると自信をもって言えるのは、公務員と大企業の正社員など、ほんの一握りの人だけです。労働者のほとんどは、いつ収入が途絶えてもおかしくないような不安を抱えています。お金が消費にまわらなければいつまで経っても景気は回復しませんので、年金制度の抜本的な改革、雇用問題の改善など、誰もが将来の生活に不安を抱えなくて済むような政策を打ち出すことが解決策です。

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